小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

2019年7月のブログ記事

  • LD=Learning Differences(学習方法の違い)

    ローダ・カミングス&ゲーリー・フィッシャー著「LDの子のためのガイドブック 学校と勉強がたのしくなる本」(大月書店)は、子ども達のために書かれた本です。もちろん、学校の先生や親御さんが読んでも十分役立つ内容ですが、本文は終始、子ども達が読んでくれることを意識し、優しい語り調で、且つ、平易な言葉で記... 続きをみる

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  • 挨拶したら負け?

    以前、研修に行かせてもらっていた病院で、何としても自分から挨拶しない先生方がいました。診察室のすぐ隣の部屋には、検査やカウンセリングをする臨床心理士さん達の控え場所があるので、朝、私がそこへ行くと、絶対どなたかとは顔を合わせますし、そしたら「おはようございます」と挨拶します。すると向こうも「あ、お... 続きをみる

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  • せんたくかあちゃん

    天気予報はもちろん可能な限りチェックしますが、その日の天気って空を見上げれば大体の予想はつきますよね。曇っていれば「雨降りそう」とか、青空がカーッと広がっていれば「今日は良い天気だ」…って、まぁその程度の予想なのですが。大体当たる。 で、今日は明らか曇っていました。空が灰色。でも、かすか~に空の上... 続きをみる

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  • 友だちがくれた7か条

    何やら今から友だちが「わたる」に来てくれるらしいので、今のうちにブログを書いておこうと思います(笑)。 「わたる」を開設したことを、まだ、ほとんどの人に教えていません。何故って、「塾を始めた」ことを知られるのは構わないけれど、このブログを読まれるのが嫌だ!! …何を子どもじみた駄々をこねておるのだ... 続きをみる

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  • まったくやる気が起きないとき

    もう寝るしかない。 この結論をもって今日のブログは終わり…となったら、さすがにひどすぎる雑さなのですが、実際やる気が出ない時に何かしようとしても無理なのです。 そりゃ「どうしてもやらねばならない」時もあるわけで、そのような時には必要に迫られて無理矢理やることは多々ありますけども。 やる気があるとか... 続きをみる

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  • 超能力を信じるor信じない?

    1年前からプレイを始めて、以降「まっったく」飽きる気配のないオンラインゲームがあるのですが、そのゲーム内にいわゆる「神経衰弱」的なカードゲームがあります。レベルが上がるにつれカードの枚数が増えていくのですが、要はめくったカードの絵柄と同じ絵柄を探し当て、時間内に裏返されたカード全てをマッチングさせ... 続きをみる

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  • 気持ちを伝えたいのに

    私の時代は、英語を勉強するのは中学生からでした。それでも義務教育3年間、高校でまた3年間、さらに大学でも必修で2年は学習し、その後も論文を読んだり書いたりする際、英語とは切っても切れない仲であったため、何だかんだで、残り2年も英語との付き合いは続きました。つまり、学生時代だけで10年は英語に触れて... 続きをみる

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  • 文字を書くのを嫌がる子に

    ミネルヴァ書房から発行されている「もっと知りたい!LD学習障害のおともだち」(内山登紀夫・監修/神奈川LD協会・編)は、可愛い絵柄の漫画形式で説明されている書籍で、それぞれ異なる困り感を持った子ども達への学習の手立てが分かりやすく記されています。本人、家族、学校関係者のみならず、「近くにLDのおと... 続きをみる

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  • 小さな学習塾「わたる」について

    小さな学習塾「わたる」を開いてから、今日で1ヶ月になりました。…と言いながら、実は以下の文章はもうこの日のために書いておいたもので、自分の中ではリアル感が足りないのですが…。時々サボるこのブログも、この日は更新しなければ!と思っていたので、あらかじめ用意しておいたのです。 というわけで1ヶ月記念の... 続きをみる

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  • なぜ手を洗うのか

    雨が続きますね。雨でも晴れでも曇りでも、相変わらず「わたる」の床磨きをせっせとしております。自分の家もこれくらいやるべきですよね、本当は…。埃が舞っていても全く気にならない。この違いは何なのか?外面を気にしているのか?(ある意味当たり前) 掃除だけでなく、周囲の備品を汚したくないし、指紋もつけたく... 続きをみる

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  • もうちょっとだけ子どもでいよう

    今日は「絵本」ではないのですが、オススメの「児童書」について書こうと思います。 岩瀬成子さんの「もうちょっとだけ子どもでいよう」(理論社)は、不思議な魅力でぐいぐい引き寄せられる本です。出会ったのは私が中学生の頃ですが、何度読んでも胸がきゅっと締め付けられるのに「大好き」と思える本で、学生時代は随... 続きをみる

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  • 夏休みの勉強

    ずっと休学していた大学院から、「来年度戻らなかったら退学だよ?」と年明け通知が来たので、今年の4月に復学しました。 もともと院へは臨床心理学の勉強をし直したいという思いと、臨床心理士の資格が欲しいという思いで入学したのですが、無事に修士を卒業&資格取得後も、何とな~く…と言ったら不謹慎ですが、やっ... 続きをみる

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  • 喋るサンドバッグ①

    「ハンディシリーズ/発達障害支援・特別支援教育ナビ」から、一冊の本をご紹介します。子どもと多く関わる学校の先生や発達支援のお仕事をされている方が手に取ったら、きっと共感したり頷くことも多いのかなぁ…と思いながら読みました。 ここでご紹介するのは、そのシリーズのうち、「発達障害の子を育てる親の気持ち... 続きをみる

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  • 喋るサンドバッグ②

    前回の続きから、「ハンディシリーズ/発達障害支援・特別支援教育ナビ/発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う」という本の感想です。主に前田先生が書かれた章について触れています。 何かと大人に「棘」を向けてくる思春期の子ども達に、我々は「喋るサンドバッグ」となって彼らの表出しきれない気持ちを掬い取り... 続きをみる

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  • 楽しい教材を作りたい

    せっせせっせと教材を作っていたら、色画用紙がほとんどなくなり、買いだめしていたスティックのりも遂に全部なくなってしまいました。 「わたる」では、会員さんから質問があれば、家庭学習用に、市販のお勧め参考書や問題集をお教えすることもありますが、こちらで使う教材は私が子どもさんに合ったものを考えて作った... 続きをみる

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  • おしいれのぼうけん

    絵本のレビューを書きたいと思った時、真っ先に浮かんだ作品です。この間、気まぐれに「せんたくかあちゃん」の感想を先に書いてしまったので、紹介第一号にはなりませんでしが…(笑)。 刊行はなんと1974年!今なお多くの人々に愛されてロングセラーとなっているせいか、全く古さを感じないというか、そんなにも前... 続きをみる

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  • いやいやえん

    福音館書店から、中川季枝子さん作・大村百合子さん絵の「いやいやえん」は、初版が1962年発行とのことで、前回紹介した「おしいれのぼうけん」よりさらに古い!連続でたまげてしまいました。 こちらの本も今なお144刷くらい?再版されているようですが、全く古さを感じない。不朽の名作ですね。この本、我が塾「... 続きをみる

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  • 名作アニメを想う

    教室を愛するあまり、しつこくワックスがけをしていたらフロアが滑りやすくなってしまいました…。 ワックスなんてそんなにしょっちゅうかけるものじゃない!…とは、もちろん知っていますが、見るも鮮やか「ピッカピカ!」になっていく床を見るのが嬉しくてつい…やり過ぎてしまったのです…もう当分やりません(汗)。... 続きをみる

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