宿題について その2
すっかり年末です。早いですね。「わたる」の会員さんにも時の流れをどう思うか質問しているのですが、大体ほとんどの子が「早い」と答えますね。たまに「遅い気がする」と言う子もいますけれど、そういう子はあれです、理由を訊くと、冬休みというか「クリスマス」や「お正月」を心待ちにしているようです(それはそれで分かる~)。
何にしろ、やることはきちんと終わらせて年越しと行きたいものです。…私は忘れていない…以前このブログに、年末までにはフェイスブックを動かすと書いたことを…。
さて本日のブログテーマは、前回に続き、「宿題について」です。
「その1」を書いた時に、「気恥ずかしいタイトルをつけようとしてやめた」というようなことを書きましたが、最初につけていたそのタイトルとは、そう!「ひとりよがりのラブレター」でした。うっ…やはり少々恥ずかしいかもしれません。
宿題は会員さんひとりひとり違うものを作って渡しているのですが、私はそこに結構さりげない形で、その生徒さん個人に向けたメッセージを記しています。例えば、何月何日何曜日にやるようにと、指定をつけて渡している会員さんの場合は、「今日は土曜だからたくさん勉強できるにちがいないね!」とか、「昨日は〇〇(イベント)楽しかったですか?今日はそのことについて書いてみましょう」といった具合です。
その会員さんがよく間違える問題を出す場合は、問題文自体をその生徒さんの好きな「ネタ」に変えたりします(アニメとかゲーム関連が多いです)。
さらにウザい(?)のは、「終わったら必ず見直しましょう(でかフォント・赤)。この注意文もすみずみまで読みましょう、まさにこの文も。読んだ?読んだらここに読みましたって書いてください」、「この間のこの問題…とちゅうで終わってたんですけど…泣いた…」などなど…妙につらつらと書いたり。恨めしいバージョンです(何)。これはかなりウザい!中高生の会員さんにはなかなかやれません。
宿題を提出してもらった後も、採点しているあちこちに、マルバツとは別の「愛のメッセージ」ならぬ「愛あるツッコミ」を書いて返すようにしています。問題を見返す時になるべく印象づけてそこに目を落としてもらいたいからですが、他にも授業で伝えそびれたことや、宿題を通して新たに気づいたことなどを、会員さんそれぞれに話しかけるつもりで書いています。
当たり前ですけど、その宿題を作ったり採点している時は、その会員さんのことだけ考えていて、自然熱量が上がりますよね。それを字に込める、というわけです。
ただ基本、それを「ラブレター」という感覚では捉えていなかったのですが、先だってある生徒さんのお母さんが、「これは先生からあんたへのラブレターみたいなものだね」と仰ってくださったのです。これはですね、顔には出さなかったのですが、「ガーン!」と嬉しかったですね。ご本人は嫌がっていましたけれど(爆)、お母さんはそういう風に受け取って下さったのか~と思ったら、ますます有頂天になって、さらにラブレターの枚数を増やしたくなりました(逆効果)。
それはともかくとしまして…。まぁでもですね、それでもやっぱり、まだまだこれらの宿題には「ひとりよがり」なところもあるなぁと反省する日々です。
いくら作り手が嬉々として、或いは愛を込めて作ったとしても、受け取る側が嫌がっていたとしたら、その効果も大分半減しますよね。「宿題」ですから、本人が嫌がるであろう(=本人が苦手とする)課題を出すことも多く、多少しんどいのは当然なのですが…。それでも、1日何時間もやる量ではないわけですから、短時間できちっと集中してこなしてもらうからには、なるべくストレスなく取り組んでもらえる内容にしたいですよね。
まだまだ子ども達と一緒に要修行です。
ちなみに、宿題シートに「返信」があると凄く嬉しいです。例えば前述した「今日はたくさんできるでしょ?」と書いたところに、「え~!今日は〇〇って行事があったからいそがしかったんですけど~?」みたいな返信があるだけでニヤリとしてしまいます(本人は大変だからそう書いたのだろうけれど・笑)。
逆に「読んだら読んだって書いて」と書いてあるのに、そのサインがなかったら、「読んでないんかい…」とズーンときます。そして教室で会った時にチクチク言う。←
年末年始は暫しお休みも入りますから、この宿題、どのようにするか、いろいろ思案中です。