小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

ある学習塾の日常

昨日、カサ立ての中でもがいているチョウチョ(蛾)を救ったのですけど(何故自分から入ったくせに出られない?)、外へと放つ様が完全に「ゴミを窓から捨てている人間」の図でした…。生きているっ。生きているのですよっ。でも直接触れないから、器に入った状態で「えいっ」と放つわけです。ちょうど人の姿が見えましたけれど、別に悪いことしているわけでもないしとやってしまいました。……しかし誤解されたら。あそこの塾の人、ゴミを窓から捨てたっ!と思われたら…。違うんだー。生き物なんだー。生きているんだー。


と、ここで呟いても仕方がないと思うのですが、一応呟いておきます…。


ちなみに、一昨日は自動ドアが開いた瞬間、「シュパッ!」と入ってきたハエさんがいまして、「ぎええ!なんというタイミング!!」と唸りました。で、すぐさま虫取り網を発動させて追跡。結構俊敏だったのですが、窓まで追い詰め、網でゲット!外へお逃げ頂きました(殺しません)。この一連の出来事、ほんの1、2分です。我ながら捕まえるのが早い。このひと夏でかなり鍛えられましたね。


そして今日です(ここは塾なのか…?)。
いつも教室へ来たらまず換気で、ドアや窓を開けるのですが、以前、屋上に通じるドアを開けた瞬間、下から「ぽとり」とヤモリさんが私の腕にのっかってきた…という話は、ここのブログにも書きました。
今日は窓を開けた瞬間、「すすっ」と中へ!本当に「するり」という音が聞こえてきそうな感じで入ってこられました…。
巨大!!!
明らかにこの間の個体と違う…。この間のはかなり綺麗な黄色でしたが、今日のはクリーム色の柔らかい色合いで…って、そんなほのぼのできると思いますか?できません。しかも前回より大きい、20㎝位?(私の恐怖心が若干大きく見せている可能性あり)
もう声にならない悲鳴です。
私はよくここのブログに予期せぬ訪問者(虫さん)のことを書きますが、正直言って「好き」ではないですから。怖いんです。苦手なんです。仕方なく格闘しているだけです。


しかし明らかヤモリさんの方も私のことを恐れており、急いで逃げて行こうとします。
が、方向が逆!!中に入ってきたらダメじゃん!!
ヤモリさんは、まず壁にかけてあった絵の裏側に潜みました。おそるおそる額縁を取り去ると、また「ささーっ(焦)」と慌てた様子で本棚の陰へ…。もうね、お互いが可哀想ですよね。ヤモリさんも必死ですが、私も虫取り網を握りしめながら、「逃がしたいだけなんだよ~捕まってよ~」と声を荒げるわけです(だから余計に逃げられる)。


本棚の裏へ行かれると本棚を動かさなければいけないので、中のものを全部出し(非力なので本が入っていると動かせない・爆)。ぜーハー言いながら本棚を空にした後、棚を動かすと…。壁の隅っこでぴたりと張り付いたまま微動だにしないヤモリさん。
明らかに2人の間に緊張が走ります…。
決死の覚悟で虫取り網でゲット。ぽとりと網の中に入ったヤモリさん、もがく(涙)。


急いで屋上の所まで走って行って網から出すと、ササーッと走って逃げて行きましたとさ。


今思うとあのフォルム、「可愛い」と言えないこともなく、「写真を撮っておけば良かった」などと、「今だから」思うわけですが、気づけば汗だくです…。
それにしてもこのヤモリさん達、明らか数匹で暮らしていますよね、この建物に。この間も生徒さんが来ている時に階段の所の天井に子どものヤモリが張り付いていて、自動ドアの所まで接近してきたから「うわー」とちょっとした騒ぎになりましたが…。


付き添いのお父さんが「ヤモリは家を守ってくれる生き物だから」と言って下さり、子ども達も「踏まないように気をつけよう」と避けて通ってくれましたが…。うむ、住んでいるな。間違いなく、親子が。


今度はドアだけでなく、窓を開ける時も周りを気にして開けないとなぁ…。
今日のブログ、本当は以前に書いていた絵本の紹介を載せようとしていたのですが、ヤモリ奮闘記(?)が長くなったので、次の記事に載せます(汗)。


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