小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

目標は高く、でも、できそうになかったら下げよう

早いもので、2019年ももうすぐ終わりですね。
このブログをはじめて半年ほど経ちましたが、当初の目標とは異なり、なかなかここを更新することが叶いませんでした。来年は!なるべく!今年よりも書く時間を取りたいと思います。目指せ、有言実行。


目指すと言えば、今年のはじめ、私は「読書100冊超え!漫画も100冊超え!」を一部の人たちに公言していたのですが…。あと4日で40冊くらい読まないとこの目標は達成できないということに。まぁ何て簡単な割り算!1日に10冊ずつ読めば目標達成ではないですか!いける!(※無理です)


漫画に至ってはもっと読めず…。年のはじめは割と気持ちも大きくて、「できる、できるー!」と勢いだけはあるのですが、半年くらい経つと「ダメじゃないか?」と思い始め、それと共にぐっとモチベーションも下がり、今頃になると「絶対にダメだ、間に合わない」と、「せめて最後まであがく」ということすらやめてしまいます。


であるからして、目標というものは、1年という長期で取ることも大切ですが、常に1~3ヶ月などと短く区切って現状を見直し、「その目標で本当に大丈夫?」「無理のないペースでやれている?」と問いかけ、もしも厳しそうであれば、可能な目標へと軌道修正していかないといけません。


口悪い人はそれを妥協と呼ぶかもしれません。甘いと言うのかも。
でも、目標を達成できないよりは断然良いですよね。
「決めたことができた!」方が。
学習目標などは特にそういう見直しが必要だと思うわけです。


……自分のダメさ加減を晒した後に「ちょっといい話」風にして見せても、時既に遅しなわけですが……。
しかし本当、目標は高く据えるに越したことはないと思うのですが(例えば「東大に合格したい!」とかでも、そこでやりたいことがあるならOK)、「頑張って」みて、でも、「今はその目標だと、ちょっと先が見えない」といった判断ができることも大事な能力だと思いますし、下げた目標でもそれをバカにすることなく、達成する為にきちんと取り組めることにこそ意義があると思うのです。


「わたる」でも、最初子ども達に、今できるようになりたいことある?と聴いたりして、なるべくその目標に沿いたいと思いつつも、一緒に勉強していると、「その目標のために、今もっとやった方が良いと思うこと」も出てきたりするので、目標設定は常に相談しながら進めていけたらいいなぁと考えています。


さて、本年の「わたる」の業務はこれにて終了です。年明けは5日からのスタートです。
今年、当塾を見つけてくださった会員の皆様、ブログを見てくださった来訪者様、どうもありがとうございました。細々とスタートした小さな学習塾ですが、来年も細々と続けていきたいと思っております。
一方で、ご縁があって当塾に来て下さった会員さんには、細々とではなく、大きく成長していってもらうことを目指します。
また、今年は「教育心理研究所」の名に添わず、なかなか勉強会、研究報告等の機会を持てなかったので、来年は広くそのような時間も設けられたらなと考えています。色々と企画していきます!


来年もどうぞ小さな学習塾「わたる」をよろしくお願い致します。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。


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