小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

5月も終わり…

最早月末に慌てて更新する月末ブログに成り果てています…。おかしい…今月こそ2回はいけるはずだったのに…。ら、来月はきっと…たぶん…。絵本の紹介もしたいのです!


今回は大分前に書きかけていたブログがありまして…。↓


ゴールデンウイークも終わり、夏休みまで休みがない…遠い…みんなユーウツ(に違いない)月間に突入しています。


…などと書いてあります(笑)。こうやって自分の気持ちを「みんな」って言ってしまうのはよくありませんね。
それはともかく、その書きかけ文章には連休明けに見た夢の話も書いてありました。↓↓↓


先日、「休み明けは学校へ行くのが辛い子も多いだろう」と考えていたからだと思いますが、見知らぬ学校で、「どうやったら不登校児童・生徒を減らすことができるのか?」という議題の会議に参加している夢を見ました。
コロナ禍となってから極力人と会うことを制限する生活をしているせいか、この手の、いわゆる「教育関係の会議」に参加する夢は結構見ます。会議したがっているらしいです、いろいろな方たちと(寂)。
夢の中では、「場所=学校」「会議室っぽい所にいる」というのは分かりますが、参加者のお顔は見えません。夢の中はいつも大体「ぼんやり」しています。ただ、周りの人たちが「自分の知り合いではない」感じはしました。なぜなら、終始敬語で話し・話されていたからです。しかしこの「誰と話しているのかもよく分からない」シチュエーション下で、ごん塾長、やたらと何か喋っていました。こんな時は大抵、「部外者のくせに、あんなに喋って大丈夫だったのだろうか?」と心配になります。夢だから大丈夫に決まっているのですが、起きた直後はいつも蒼白&ドキドキする小心者です。


そのような話はまぁいいのですが、問題は会議の内容です。
どうやったら不登校を減らせるのか。当事者の方々にとっては切実な問題ではないでしょうか。個人的には、行きたくなかったら行かず、学校の代替となる「学びの場」があればと思うのですが…(あっ、学校を否定しているわけではありません・汗!ごん塾長が学校苦手な人だったので、「絶対行かないといけない」思考から、いったん脱出するのもいいのでは…と思ってしまうのです)。


夢の中での答えは至ってシンプルでした。不登校の理由は子どもさんそれぞれで異なり、簡単に解決できる問題ではないはずなのに、会議の参加者は私含め、「これぞ必殺の奥の手」とでも言わんばかりに、その1つの案に夢中になっています。
その案とは、「給食を豪華にする」です。………。
こうして文章にすると、しみじみと浅はかな…と思うのですが、夢の中では真剣であり、給食が豪華であることにより、問題は全て解決するくらいの空気感が、あの会議室にはありました。とにかく何らかの答えを見つけたくて必死だったのかもしれません。
夢では、参加者全員で「理想の給食メニュー例」を模索し、試食もします。…お腹が空いていて見ただけの夢では?と突っ込まれても仕方ないですが、夢の中で物が食べられたことはなく、ここでも「うわあ美味しそう!」と、食べようとしたところで目覚めました。


本当にしょうもない夢なのですが、運ばれてきた給食は本当に素敵でした。まず、彩りが良い。全体的に美しい。一つのトレーに見事な収まり方をしている主菜、副菜、デザートその他。特にデザートはまあるくて、ぶあつくて、見た目からふわっふわの綺麗な抹茶色をしたパウンドケーキです。ミニホールケーキ!?というくらいの大きさでした。ちなみに私は抹茶が苦手ですが、夢の中では狂喜乱舞するほど、そのケーキに魅了されています。漫画のキラキラ効果のようなものが見えたくらい輝いていました。
これを見たら子ども達だって少なくとも給食には来る、早速導入だ!と言って、この夢は終わりました(会議とは)。


給食で嫌な思いをして学校へ行けなくなったお子さんもいると思います。ご不快になられた読者様がいらっしゃったら、大変申し訳ありません。夢の中ではあんなに盛り上がっていたのに、覚めた後は自分でもどんどん「冷めて」しまって、何だってこんな夢を見たのかとも思ったのですが…。
そして先にも書きましたが、そうまでして(いわゆる予算度外視で)給食を豪華にして子どもたちの足を学校へ向かわせる意味とは…と考えてしまいました。だって私自身は、そんなに学校へ行くことにこだわってる人間ではありませんからね。
学校へ行かないことでラクになれる子はそれでいいじゃないかと。


ですが、(恐らく)多くの不登校さんは、学校へ行けないことを辛く思っている。行かなくていいよと言ってもらってラクになっている子は、ほとんどいないのではと感じます。何故なら、みんなと違うことをするって、とても勇気のいることだから。みんなが出来ることを自分ができないと感じることもしんどいから。だから学校で気のあう友だちをつくったり、勉強が分かった!面白いじゃん!?と思えることと出会えるのなら、それに越したことはない。…ごん塾長はそういうものがあっても、学校いやだー、あと百何十何日で卒業だーばかり言っていた人なので、こんなことを書いてもあんまり説得力はないのですが(汗)。


でももし、学校へ行くのがつらくてしんどいお子さんがいたら、一緒に、いやだよね~ホント分かるわ~…と言える大人ではいたいなぁ…とは思います。そこからの解決案は最初に書いた通り人それぞれなので、すぐにこうだ!とは言えませんが。
最近、教室では勉強しろしろばかり言っていて初心を忘れがちなので、自戒の意味も込めて書いておきます(笑)。



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