エビフライのしっぽ
ちょっと油断すると4月がもう終わるという…。
いや油断してなくても、時は過ぎ去るものですけれど。
今月はまだ1回しかブログを更新できていません…。しかも今から書こうと思っていることが、前回記事の新学期繋がりで思い出した、実にしょーもない話でして…。
しかし何も書かないようりは良いだろうというポジティブさ(?)で、己の恥をさらそうと思います。
……そういえばこちらのブログ、会員の保護者様の半数?大半!?読んで下さっていると聞いておりまして、しかしいざ面と向かって「読んでいます」とお声がけいただくと、内心で大変動揺します(笑)。このブログ、いつもロクなことを書いていないが故に…。
普通の学習塾のブログってもっと有意義なことを書いている気が…講習の話とかもしている気が…いや、よそはよそ、うちはうちだっ!!
と、意味も無く己を鼓舞してみたところで、本日の話は「給食」です。
ごん塾長、小学校の給食が大好きでした。社会人になってから、お仕事で近隣の小・中学校を訪問していた際も、時々子ども達と給食を一緒にいただくことがありましたが、いやー、いつの時代も変わらず美味しい!大好きです!!中学は正直あれだけれど…(余計なことを言うんじゃない)。
ここの自己紹介欄にも書いています通り、ごん塾長、昔から学校が嫌いで、小学1年の時からすでに「誰が学校なんてものを考えたの?考えた人が憎い!」とか言っていました…。夜、フトンの中で明日行きたくないよーうううぅ…とか呻くような子どもでした…。
でも好きなことは好きだったし、全部がイヤなわけではなかった。
最たるものは、「給食」がとても好きだったのです!
今でも我が家の麻婆豆腐に筍を入れるのは、小学校の時の麻婆豆腐に筍が入っていてとても美味しく感動したからですし(しかしあの味はどうしても再現できない…)、今と違ってコッペパンが主流の給食では、偶に出る黒パン!あれが大大大好きでした。
ソフト麺とかもめちゃくちゃ美味しかったですね~。思い出すだにニコニコしてしまうメニューです!
しかしですね。給食も、担任の先生によっては暗黒の時もあるわけで…。
ごん塾長の場合、2年生の時の担任が「大変」怖かった。今思い出しても怖い(笑)。笑う時もあるんだけど(当たり前じゃ)、笑ってても怖かったですからね、子ども心に。申し訳ないながら、優しかった担任の先生で名前を忘れちゃったりしている先生がいる中、この先生なんかフルネームで覚えていますから。インパクト大。恐怖は力だ(何)。
あ、給食の話でした。
何かというとすぐ怒るこの先生、給食を残すなど絶対に許しません!という方でした。
それは、「好き嫌いをしてはいけません。どの食材も、一生懸命作ってくれた人がいる、そしてそれらを調理してくれる人たちがいて、そのお陰で、貴方たちは今こうしてご飯をいただけているのです」という意味からのことですから、言っていることは正しい。ごん塾長、当時は特に嫌いなものもなかったですし、そもそも給食は大好きでしたから、どうしても食べられず(または牛乳が飲めず)、昼休みになっても一人ぽつんと残されて給食の皿とにらめっこ…なんていう思いも、したことがありません。
え?じゃあ、別にそんなこと言われても平気では?と思いますよね。
しかし一度だけ、最大のピンチを迎えたことがあるのです。
それがエビフライのしっぽです。
エビフライは大好きです。しかし先生は言いました、「しっぽも栄養があるのだから、しっぽまで全部食べなさい」と。
ごん塾長的に、それはカルチャーショックでした。何故って、これまでエビフライのしっぽは食べたことがなかったのです。「食べるところではない」と思って生きてきたのです(大げさ)。それを食べろ?このいかにも硬そうな部分を?しかし先生が怖い!しっぽは食べられませんなんてとても言えない!でも、食べられない!!
初めて給食を食べられず苦難を強いられる同級生の気持ちを理解しながら、ごん塾長が取った行動とは…。
パリパリのしっぽを必死に、「コソコソと」隠れながら細かく刻み、「粉状」にして食べたことにした!
どう見ても皿が不自然に何かいっぱい残っているが、粉になったので食べ残しみたいな感じでごまかせました。今思うと、小2にしてスゴイ必死に考えた結果ながら、アホだなって思ってしまいます。そしてそんな「ずるい」方法で乗り切った罪悪感があるから、いい年してもこのエピソードを忘れられないわけです。
今はエビフライのしっぽもバリバリと食べられますよ。カルシウムありそう。
でもあれですね、やっぱり給食は恐怖の時間であってはいけない、楽しいものであって欲しいです。今はもうどこの学校も「絶対残しちゃダメ」というような風土はないようですが。コロナでみんなとわいわいできない、喋るな、後ろを見るなって言うのは、辛いだろうなあと思います。
早く気兼ねなく給食を食べられる時代に戻って欲しいですね…。