覚えるって大変
またしてもブログがご無沙汰に…。
何と月日の流れるのは早いことでしょう…。←いつも言っている
ところで今日はタイトルのお話です。
「覚える」ことって大変です(唐突)。
自分が住んでいる土地の言葉―ここでは「日本語」―は、自然と身につけていけますよね。仮に「知らない、聞いたことがない」言葉があったとしても、誰かが喋っているのを聞いて、「ん?」と思いながら、何とな~く生活の中で「あ~こういう意味か」と理解して、自分のものにしていったりして。そんな風に「英語」もモノに出来たらいいのに…とは、中学のとき、何度思ったことか!そりゃ、頻繁に使う・使わないの差がありますから、当然の話なんですけどね。
で、難しい外国語に限らず、学校では「明日までに漢字10個覚えよう」「今学期中に九九をマスターしよう」「速さの公式を覚えよう」などなど…。意識して、努力して、必死に頭にたたき込まないと「入っていかない」事柄がたくさん出てきます。いわゆる「暗記」の作業が多くなる。中学・高校へ進めばなおさら!
……まぁ「暗記」なんてしなくても、スルッと入っていく人も、もちろんいないことはないのでしょうけれど。大多数の生徒さん達は、テスト前になると自分にとって「興味のないこと」を頭に入れるために一夜漬けを試みたりして。
そう!
結局この「興味がない」、ここに全てが集約されそうです。
興味のないことを覚えるのは大変。だって好きなことや、生活上で必要だと思えることなら、大体の人は大して苦もなく覚えますものね(ごん塾長は別ですよ…最近年のせいかいろいろなことを覚えるのが難儀になってきました…)。
そこでいつも思うのが「興味の幅」を広く持つことがきっと大切なのだろうなぁと。
別によその学習塾さんを宣伝するわけじゃないんですけど、以前にテレビで、うちは進学塾じゃなくて、子どもたちの好奇心・興味を広げる授業をやる塾ですっていう紹介番組を目にしまして。好奇心を育てることで学力の芽も伸びるっていうのは確かにその通りだろうし、知ることが楽しい!疑問に思って調べることが楽しい!となったら、そりゃあ何て素敵なことだろうと思います。
暗記するための方法を日々悶々と考えているごん塾長にとっては、実に眩しい響きです。
一番大切なことは上記のように好奇心を育ててあげること、学ぶ楽しさを知ってもらうことに違いないのですけど、一方、日本には「テスト」や「受験」なるものが存在していて、当面これを乗り越えなくちゃいけない!という問題もあるわけで…(嫌な話だな)。
因みにごん塾長は受験生時代、理系⇒文系に転向したのですが、それが高3の夏休み後!
完全に「もうダメだ」コースにいた人です。歴史を「覚える」のがとにかく大変でした。何故あの頃通っていた予備校の先生は「何を無謀なことを、せめて地理にしろ」といったアドバイスをしてくれなかったのか!?…な~んて、今さら恨み節を唱えても無意味ですけれど、そんなことを思ったり思わなかったり(笑)。
まぁそれはともかくとしまして、「歴史を勉強すること」自体、決して嫌いではなかったのですが、「受験」になるとそれらが別物になるんですよね~。「興味のあること」だけ掘り下げて学べばいいわけじゃないじゃないですか、入試だと。北条、足利、徳川エトセトラ…。同じ苗字の有名人を時系列で覚えなければならない!つらい!!
それで何をしたかって、ごん塾長、いちいち「漫画」を描いていました。←お、お前…
「コイツはこういう性格で~こんなことやらかして、だから次の奴に代わって~」…という風に。そこらの白い紙に延々と描き綴りました。どんだけ効率悪いことをしているのでしょうか(繰り返しますが、めちゃめちゃ時間がない、高3秋です)。
でもですね、そうでもしないと全然頭に入らなくて。物語を作るしかないっ!と思ってやっていたわけです。当時は自分なりに必死でした。
結果的にそれですごく覚えられたので(笑)、試験でも平均点よりちょい上くらいの点数は取れるようになったわけで、良かったと言えば良かったのですが、それに時間を取られ過ぎて全体的な勉強は疎かになりました(漫画描いてるんだから当たり前じゃ)。大学は全部落ちました。←
でもですね、今「わたる」に通ってきてくれている生徒さん達には、漫画描けとは言わないですけど(笑)、「自分流の覚え方」について常に考えて欲しいとは、折に触れ伝えています。
ただ学校や塾から与えられたことだけやっていても、そりゃ~なかなか覚えられない(興味のないことだと)。ですから、そういうものを頭にたたき込む時に、「自分だったらこのやり方が良いかな~」というものを幾つかでも見つけてもらいたいのです。もちろん、暗記と勉強って違うものですけれども。暗記の仕方を知ることも「テスト」のためには大切なことだと思うので…(やっぱりこれ、嫌な話だなぁ)。
もちろん、覚え方についてはこちらからも提案していますけれど、自分で探せるようになってどんどん「お試し」が出来る生徒さんは、伸びるのが速いな~と思って見ています。