小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

ボキャブラリーを増やそう

油断すると、ひと月などあっという間に過ぎ去ってしまいます。ブログを!ブログを更新しなければ…!!
日々思うことはたくさんあるのですけれど、ただ思うだけで過ぎ去る日々…。


関係ない話ですが、この間子ども達と話をしていて、「ひと月」という言葉に馴染みがない!知らない!という子が結構な数いることを実感しました。
「1ヶ月(いっかげつ)」なら聞いたことがあるけど、「ひと月」なんて言わない!というような。
同様に、最近は「暦」に対する意識があまりないのか、学校が休みの「祝日」もなぜ休みなのか知らなかったり、そもそも何の日かも知らなかったりするようです。
さらに「1日」が「ついたち」、「8日」が「ようか」などはもってのほか!なんじゃそら!というような…。こうやって多くの子ども達が使わないうちに消えていく言葉もあるのかもしれない…としみじみします。それが良いとか悪いとかではなく、言葉の移り変わりが割とめまぐるしいことに年老いたごん塾長は戸惑ってしまうのです。


国語の語い問題なども、巷で売られている市販の問題集を拝見すると、よく小学生のうちに知っておきたい語彙!とかありますよね(動詞~形容詞、慣用句~外来語までいろいろある)。
すると中には、「うむむ…!?本当に全国の小学生たちって、この言葉知っている!?知っていても使っている子をとんと見かけないけれど!?」と首をかしげてしまいます。
もちろん、知っておいた方が良いと思うんですね、言葉って。多ければ多いほど良い。自分のこと、周りのこと、自分を取り巻く世界のことを説明したい!何より、自分の想いを誰かに伝えたい!となった時に、ひとつでも多くの表現方法を持っていた方が「もどかしい」気持ちを抱えずに済むでしょうから。


ただ、あまりにも数が多いので…。もしもこれらが「覚えなくではいけない」ものになったら、こりゃ~しんどくなることもあるかもなぁ、と思うのでありました。言葉は楽しく吸収していけたら良いですよね。


ところで、短い言葉って覚えやすいじゃないですか。「アホ」とか「バカ」とか「4ね!」とか…。「うざい」「だまれ」もたったの3文字だし。言いやすいからバンバン使えてしまう。でも、そういう言葉って、ごん塾長的には「言葉」ではないような…うまく言えないのですけれど、「うぎゃー!」って叫んでいるのと一緒って感じるのですよね。


相手が受け取った時にもっと豊かな?ほっこり?ほんわか~とするような言葉をたくさん身につけてもらいたい!
短い語彙だけで勝負しようとする子たちには、それらがかき消えてしまうくらいの新しい「言葉」をどんどんばしばし投げかけたい、そして実際に美しい言葉の数々を使いこなせるようになってもらいたいなぁ~、と思う、今日この頃です。


うちの教室に来るみんなは、「だからごん塾長はいつもおしゃべりなのか~!」と思っていただけるとよろしいかと思います(うまい言い訳考えた)。


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