小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

今月最後のブログ

今年ももう終わりですね。
小さな学習塾「わたる」も、教室での授業は今日までです。塾長ごんはこの後も大掃除という名の残務処理をしに教室へは来ますが、ひとまずの業務は終了となります。


2020年を振り返ってみると、今年はやはり「コロナ」という3文字が頭を占めます。突然のオンライン授業導入、突然の学校休校。子ども達にもいろいろな変化があった年だと思います(特に3ヶ月近くも学校へ行かない期間があったというのが衝撃的でしたね)。
オンライン授業に関しては、地域によってもその取り組みに差があったと思いますが、印象としてはさほど広がったようには感じられませんでした。
家で勉強と言ってもなかなか思うようには進まなかったでしょうし、学校が再開したらしたで、猛スピードで進む授業にてんやわんや…と、本当に大変だったと思います(もちろん、学校の先生方も)。


「わたる」でも、これは以前のブログに書いたとは思いますが、今年はいろいろなイベントを実施しようと目論んでいました。昨年は試み的に行った「本読み会」しかできなかったので、今年は外部の方向けイベントだけではなく、会員さん同士の交流会や、親御さん達との勉強会などできたらいいなと思っていました。それらがコロナで全て「スパーン!」と吹っ飛んでしまいましたから、やはり当初想定していたような1年、という風にはいきませんでした。


そういえば昨年は、「ここはお掃除ブログかな?」というくらい掃除ネタの記事を書いたように思うのですが、今年はそれを遙かに上回る勢いで教室内の清掃を徹底した1年でした。
そのせいなのか何なのか、今年は初めてひび・あかぎれを経験しました。あかぎれになるまでは自分でもあまり意識していなかったのですが、ある日、私の手をおもむろに見た生徒さんから、「手がスゴイ乾いているじゃん!」と驚いたように言われ、私もそこで初めて自分の手を見て、「うおっ、本当だ!?何これ、こわっ」と、そのカサカサ具合にたじろぎました(笑)。今思うとかなり笑えるのですが…いや笑えない。手にヒビが入ってる!と認識してから間もなく血が出始めましたからねー。いやいやしかし、きっとどこの塾さんも、生徒さんが帰るたびにお掃除⇒水仕事も増えたでしょうし、同じ思いをされた方も多かったのではないでしょうか(そして、こんなに小さな学習塾にいる人間でさえそうなるのですから、病院関係、学校やその他のお店はもっと大変だと容易に想像できます…)。


遠方で電車通学が不安な生徒さんには自粛期間明けもオンライン授業をお願いしたため、画面越しには会えても直接対面は叶わないという会員さんも何人かいらっしゃいました。これも今年初めての試みでした。オンライン授業の果てなき可能性も感じる一方で、直接会いたいなぁという思いも勿論あったり。


そんなこんなの1年でしたが、やはり日々、生徒さんの明るさに救われました。自粛期間中、学校へ行けなくてつまらない!となったり、学校再開後は授業数が増えて大変!となったり、いろいろ思うことはあっても、元気にお話してくれたり、がんばって勉強したり宿題してくれたりする子ども達の様子を見ることで、塾長ごんもガンバロウ!と思うことができました。
人を明るくさせる才能があるって素晴らしいことですよね。学習塾やっている人間がこんなこと言うのも何ですが、机上の勉強ができなくてもその才能があればもう十分じゃないかなんて思うことも沢山あります。
子ども達の限りないパワーに支えられた一年でした。
また来年もそんな子ども達の学力向上のお手伝いができるよう、しっかり準備をして新年を迎えたいと思います(十分だけど、勉強もできるようになるのに越したことはないですからね・笑)。


こちらのブログを見に来て下さった来訪者様も1年間ありがとうございました。
あまり更新頻度は上がりませんでしたが、宜しければまた来年も覗いて頂けたら嬉しいです。
皆様どうぞ穏やかな新年をお迎え下さい。


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