小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

突っ走るのも悪くない、でも…。

雨の日が続きますね。先週などほとんど雨だった気が…。そして今も外は雨です。カサを持ってきておりません。←


そのような日よりだと言うのに、ごん塾長、先週の某曜日の某午前中、ふと、「どうしてもどうしても、今! ワックス掛けがしたい!!」…という欲求を抑えられず、汗だくになって全フロアにワックスをかけました。


約1時間半後、「ピカピカだあ!!」とひとり悦に入ってニコニコしていたのもつかの間、夕方に生徒さん達がやってきて、全て元に戻りました。元に戻ったというか、むしろ…(自主規制・笑)。


雨で濡れた靴を入口のマットで拭いて入ってくれたとしても、そりゃあ全部落としきるなんて無理ですよ。雨ですもん。靴に泥だってついていますし、そりゃあ汚れます。当たり前のことではないかっ!!おいっ!!お前さんにはこの未来が見えなかったのか!?……と、言われますと、もちろん分かってはいましたし、「今すぐワックスをかけなくてはいけないほど、床は汚れていない(というか、いつも掃除しているから基本キレイと自画自賛)、こんな雨の中でやっても絶対すぐ汚れるし、梅雨が明けてからでいいではないか」……と、もう1人の自分は言っていました。


それでも、そうは分かっていても、「その時は」「どうしても」ワックスがけがしたい…!という気持ちが勝ったのです。


これって誰かに似ているなぁ…と思いました。誰かというより、不特定多数の子ども達にも、このような特性というか頑固さというか(笑)?があるように思います。
こうなることは分かっていたのに、でも「今は」「こうしたい」、だからこうするんだ!!俺はこれが茨の道だと分かっていても突き進むぜ!!というような。←大げさ


…悪い結果になると分かっていたら、周りもアドバイスしてくれるでしょう。ご家族や学校の先生、友達などなど、「そっちには行かない方がいい」と言ってもらえることも多いのではないでしょうか。現に、ごん塾長も「ワックス掛けをする!」と言ったとき、それを聞いた人々からドン引きされました。「え、今?雨だよ?すぐ汚れるし、今じゃなくても…」と言ってもらったのです。
にも関わらず、もう頭は「やる!やりたいのだ!」に染まっていて曲げられない。
このような頑なな意思で己を曲げられずに「やっちまう(やらかすとも言う)」子ども達の何と多いことか!
でもそれって、子ども達だけの話ではなく、そう、私もそうだったわ…と、ごん塾長は改めて己の厄介な性質を再確認したのでした。なかなか、自分が「こうしたい」と思うことを止めるのは難しいものがあります。
ちなみに、「分かっていないで」茨道へ突き進むタイプのお子さんもいらっしゃるとは思いますが、今日のテーマにはしません(笑)。


別に自分が「こうしたい」と思ったことをやるのは構わないと思いますよ。むしろやりたいことがあるって素晴らしいことだと思いますので。
ごん塾長も、ワックス掛けを終えた直後の「ピカピカだあ!」の快感を得られたので、悔いなしです。←ちょっと強がり
ただ、その結果が人に迷惑をかけることだったり、自分にとってあまりに不利益が被るようなことだったとしたら…。それがあまりに続くようなら、それは一度立ち止まって、自らの行動について振り返る必要があるのだろうと思います。


あの時はこう思ってこうしたけど、不本意な結果だった、だから今度はこういう風にしてみよう……。そう思えることが大事ですよね。


思えば、小学校の時に帰りの会で、「今日1日を振り返る」時間というのがあったのですが、あれって案外大切で、ちゃんと意味があったんだなあ…と、大人になってから思えます(笑)。何か大抵、「○○さんが、○○をして、良くなかったと思いまーす!」みたいな断罪会のようになるのが嫌で、こんな会、要らん!となっていたのですけども…。
後に、お仕事である小学校を訪問した際、同様の会をしていた子たちが、「今日は○○さんに○○なことを言ってもらえて嬉しかったです」「今日は○○さんが、こんないいことをしていました!」「今日、私は○なことをしてしまったけど、○さんに助けてもらいました」等々、完全なる「ポジティブ会」を開催しているのを目撃して、「わ、私の時と違う…」とびっくりしましたよね(笑)。このような形を取れるのは、多分に担任の先生のお力によるものと思われますが。


話が少々逸れましたが。そう、自分がこうと信じたら実行してみるのも良いけれど、何事も振り返りが大事、ということが言いたかったのでした。


ところで、友人達からもしょっちゅう、「いつも絶対そっちへは行かない方がいいと思う方へ行く」と指摘されるごん塾長ですが、この塾を立ち上げられたことは良かったです。偶にこうして良い結果にもなるのですから、行動するって大事!子ども達にも、様々な未来を予測する力を身につけ、自分にとって良いと思える、少なくとも後悔しない選択をして欲しいなと思っています。
ワックス掛けが半日でムダになったからってする話じゃなかったですね。


どうでも良くないのですが、ここのブログ、遂に1ヶ月に4回どころか、1回のペースに成り果てようとしています…。もう少し更新頻度を上げられるように頑張ります。


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