小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

自粛が終わったらやりたいこと

今日で5月も終わりです。早い。何とも時間の経つのが早いです。


とはいえ、コロナ感染症が世界中に猛威を振るい、緊急事態宣言が発令され、さらに解除されたここまでの流れは、学習塾経営者としては何とも長く、苦しいものでした。いや、今も進行形ですね。
何と言っても、現在「わたる」では公共交通機関で通塾される生徒さんにはオンライン授業をお願いしており、直接会うことが叶っていません。画面上ではいつも通りお話できるとしても、やっぱり直接会って話がしたいなと思いますし、生徒さん自身、学校へ行くのもままならない生活で鬱屈もたまって、外にも出たいことでしょう(一部「いやもう少し自粛生活でいい」と言っている子もいますけれど…笑)。


近隣の学習塾では、来月から対面授業を再開する所もちらほら出てくるようです。
「わたる」でも様子を見ながら通塾形態へ移行していきますが、逆に「オンラインの方が合っているなぁ」と新たな発見をした生徒さんには、このままオンライン授業での対応も考えており、そのあたりは臨機応変に動こうと考えています。


それにしても、この思わぬ事態のせいで、できないことがたくさんあります。
「わたる」は完全個別制の塾なので、普段から基本的に他の生徒さん同士、親御さん同士が顔を合わせることはありません。
ですが、来月の半ばで「わたる」も開塾一周年!
それを機に、会員さん同士の交流会や勉強会、会員さん以外の、例えば学校の先生方との研究会等、本当はいろいろ企画したいと思っていました。ちょうど昨年末~1月に実施した読書会が終わった後くらいに、「開塾1周年の時あたりに告知して、夏休み頃を目処にやりたい」…などと夢見ていた矢先の、このコロナでした。


普段は集中して学習してもらいたいので個別を推奨している我が塾ですが、一方で、生徒さん同士が知り合える機会を持てたら、それはそれで素敵だなとは、開塾する前から考えていました。SSTグループは学年で分けてしまいますし、年齢・学年関係なく交流できる場があったら楽しいだろうなぁと。
そしてその交流会での目的は、あくまでも「勉強」です!(誰も参加しなさそう・爆)
いやいや、勉強と言っても、ユーチューバーがよくやるような(?)化学実験的なこととか、簡易なお料理教室を開いて栄養学について学ぶとか、塾長大好きなアナログゲームを総結集させて能トレ大会をするとか、そういう「学習」なのですけれど…。


親御さんを対象とした勉強会というのも、勉強、というほどのことではないです。
ただ、子ども達のことで、声かけの仕方やその都度の対応で迷っている保護者の方々には共通の悩みが実に多いという印象があり、それらを共有できたり、対応策を一緒に練ったりできたら良いのではとの想いが以前からありました。


学校の先生方を招いての研究会については、ズバリ、授業研究がしたい!
先生方は先生方同士でそうした研修会をしょっちゅうされているとは思うのですが、「授業」って、畑の違う人間も交えて揉むことでさらに良いものに仕上がることもあるので、私自身も、学びの場にさせてもらえればなぁと。学校の先生以外にも、要は「子どもにとって分かりやすい教え方・伝え方の研究会」を立ち上げたいのですが、これは…どうかな~立場が違うとダメかな?とも、思ったり。
多少畑違いでも、学び合いの場が作れたらいいなぁ~とは思うのですけれど。
……と、1周年を前に、いろいろと夢想だけはしていたのでした。


が…しかし、しかし、このコロナです。勝手な夢企画は、現在夢のままストップしています。緊急事態宣言が解除されたと言っても、やはりまだ複数人が集まる会を企画するのは時期尚早という気がしますし、お祭り的なことをやれるような時勢でもないですしね。
何とか年内にはこの状況が落ち着いて、「クリスマス会」くらいはやりたいかなぁ~とは思っていますが。さて、できるかな…やりたいな。


もしそれも叶わなかったら、今年はただひたすらに、黙々と、生徒さん個々と勉強、勉強、また勉強!これしかない!!…という感じですね。いや学習塾なんだから、それ当たり前だろうという感じですけれど(笑)。


これから暑くなったり、じめじめしたりと気候も落ち着かないと思いますが、皆様も体調等、くれぐれもご自愛ください。


×

非ログインユーザーとして返信する