サイエンススイーツ
本日はみんな大好き!『サイエンススイーツ』について書こうと思います。
いつもは絵本の紹介をする本欄ですが、こちらはお菓子のレシピ本です。
「わたる」に来る生徒さんは、基本的に読書があまり好きではありません。
だからこそ、ごん塾長はしつこくしつこく、「本を借りて行ったら?」、「てゆーか、借りな~!!」と勧めるのですが(強制?)、大抵「え~、別にいい~」となって終わります。寂しいです。
しかーし、そんな風に本と縁遠い子ども達も、料理本には反応が良い!です。
中でも貸出率ナンバーワンの料理本がこれ、「不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ」(太田さやか著 momobook)です。
写真も美しく、眺めているだけで楽しいのですが(料理本ってみんなそうですけども)、作者さんが料理を「アート」して「化学」しよう!と謳っているのがよりステキだなぁと。
例えば最初に紹介されているNo.1レシピ「宝石のお菓子」は、一言で説明すれば「砂糖菓子」で、作り方も至ってシンプル。
誤解を恐れず書いてしまえば、恐らくスーパーのお菓子売り場に陳列されていても、あまり選ばれない類の物ではないかと思います(実際「わたる」のお菓子コーナーに砂糖菓子を置いても取る人は少なく、グミやチョコを選びますからね)。
しかし、この「宝石のお菓子」なら作ってみたいし、食べたい!という気になります。
砂糖が1日ごとに段々と結晶化していく様子も写真で紹介されているのですが、それが興味深く、実際に自分でも「実験」したいと思えますし、宝石型の製氷皿で作られた琥珀糖は、「作りたてだと、よりキラキラして宝石っぽい」とあり、これまた、そのキラキラ具合を直接見たい!となります。
―とか言いながら、ごん塾長が実際に作ったのは別ページのマシュマロのお菓子ですけれども(カンタンで美味しかった!!)。いずれはどのお菓子もコンプリしたいですね。誰もが一度は夢見る、「お菓子の家」も載っています。
料理本は写真だけ眺めて実際にはつくらないのが常ですが(つくれ)、この本は「家で作ったよ!」と報告してくれる生徒さん、この本うちにも欲しい!と買ったという生徒さんもいます。
こういうとっかかりから、少しでも「勉強っていうのは、いわゆる机上の学習だけじゃないんだ」とか、「『わかる』ことが増えたら楽しいし、知ってお得なことってもりもりあるんだ!」といったことを感じ取ってもらえたらな~と思っています。
小さな学習塾「わたる」―上溝教育心理研究所―
https://www.wataruproject.com/