物にも心が…?
明日から新学期の所も多いと思います。
それでもまだまだ毎日暑い!ごん塾長も、教室へ来る頃には汗びっしょりになってしまいます。クーラー全開です。こんなにも酷使して、いつか壊れるのではないかと戦々恐々…。
何とかこの夏を乗り切ってくれクーラー君…と、いつも声をかけています(心の中ときどき声にも出して励ますスタンス)。
この話、以前にもしたかと思うのですが、ごん塾長、「物にも心が宿っている」と信じる純日本人(?)なので、物を大切にしない行為には容赦ありません。
物を乱暴に扱う人、苦手…!
頭にきているからと言って、ドタドタとわざと足を踏み鳴らしたり、ドアをバーン!!と大きな音立てて閉めたりとかも!
に が て…!!!
床とドアが傷むだろーがあーーーー!!と、なります。大抵の人はなりますよね? え、ならない? 何とも思わない? そんなあー(久々の独り芝居)。
いやしかし。「常識的」に考えて、物に当たるのは「良くない」ことではないでしょうか。
子どもの頃ならまだ許されますけれど(多分)、大人はやっちゃダメでしょ?と。
ですから、教室に来る子ども達にも、例えば勉強がうまく進められないイライラを物に当たろうとしたり、実際に当たっちゃったりした子には、そのイライラは本当にその行為で解消するのか?ということと、別の方法はないのか?という話をするようにしています。※イライラしている時に、そんな冷静に物事を考えられないのは承知の上で。
これ、ごん塾長が「その行為を見ていて嫌だから」やめて欲しいってだけで、利己的だなと思う時もあります。
その子の持ち物をその子がどうしようが、本来は勝手だ…と言えないこともないでしょう? ごん塾長が汗水たらして作った問題プリントを破く…などしたら、「それは失礼だろう!」となりますけれど。そうではなく、自分の消しゴムをぶすぶす刺して怒りを鎮火させようとしたり、カバンや筆箱をバンバン机にたたきつけたりっていうのは…あ、教室の備品も傷がつくから、それはダメかな!? まぁでも、イライラしている時にそれが「人」に向くのではなく、「物」に向いているのだから、まだいいじゃん?!…と、思わないでもない。
実際に学校でも、「カッ」となった子ども達のクールダウンの方法として、柔らかいサンドバッグ風船を置いたり、座布団叩いたりはOKとかするところもありますよね。…座布団叩くのは、埃も払えるし、いい感じ?(布団干しの要領で)。
ただ、個人的には、物に当たらないで対処できるのが1番だと思っています。
それこそ「わたる」の場合なら、教室にあるバスケットボールでシュートを決めまくるとか、吉田正尚の応援(風船)バーベルで筋トレ&スクワットして怒りを発散するとか、トランプの「スピード」でうおおおおとカードを並べまくって頭をクリアーにするとか?
スーパーカロムも楽しいですね、あれはスカッとする!(ゴールを決められないと、余計にイライラする危険性はあれど…。)
要は何かを傷つけなくても、自分の感情を一時的に流したり(横に置いたり)、もっと言えば、コントロールできたら、それが1番良いは良い、と思ったりするのです。
ただ小学生さんだと、こういう「感情のコントロール」は難しいので、個人的には「流したり、横に置く」作戦で良いと思います(だって小学生の頃から「自分と向き合う」なんて、難しいじゃないですか! できる子もいるでしょうけれど、みんなが出来るワザではないと思うので)。
そうそう、ですから、「麦茶とお茶菓子で一服する」などもいいと思いますね。
今は「わたる」にアグレッシブな子がいないので、あまりこういった代替案を出す機会もなくなりましたが、くっそー、できない!消しゴムブスブス!…という子は、ごく稀にいるので、そういう時は「消しゴム君が可哀想だろ!」「消しゴム君にも心があるんだよ!?」と、ついつい、キッ!と言ってしまうことはあります。
すると大抵、「あるわけないじゃん!」「絶対ない!」と言い返されるので、「100年大事にしたら喋るようになるから、試しに100年大事にしてみ!」と言い返したりします(大人気ない大人)。
まぁー、今はいろいろ失敗してもいい。けれども、うちに来ている生徒さん達が、大人になって何か嫌なことがあった時に、むやみやたらと物に当たる人になって欲しくない~、だから物は大切にして!ということが言いたいだけ、という話なのでした(クーラーの話から飛躍したなぁ)。
小さな学習塾「わたる」―上溝心理教育研究所―
https://www.wataruproject.com/