小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

ながーい5ふん みじかい5ふん

いつの間にやら10月も終わろうとしています。…と、書いたのが10月30日だったのですが、昨日更新できなかったので、今は11月。
つまりこちらのブログ、9・10月は一度も更新できずで…Oh…。
毎回、記事をあげたいと思いながらも、気づくと1週間経っているのですよね。
でも、子ども達も、「(1週間は)めちゃくちゃ早い!」と皆、口をそろえて言います。
そこで終わっておけばいいのに、「本当に不思議、学校の授業はあんなに長く感じるのに!」とも言います(爆)。


これに関しては絵本『ながーい5ふん みじかい5ふん』(リズ・ガートン・スキャンロン+オードリー・ヴァーニック 文/オリヴィエ・タレック 絵/木坂 涼 訳/光村教育図書)を読んでいただくと面白かと(突然話が変わる)。


主人公の男の子がとてもかわいい!
いろいろな「5ふん」にいろいろな感想を述べてくれるのですが、ジェットコースターを待つ「5ふん」が長過ぎて、「あー、まってるうちに じんせいが おわっちゃうよー」とお父さんの足にしがみつきつつ、ぐてぇ~とする。
おいおい、ジェットコースターに乗るのに5分待つだけならいいだろうという突っ込みが聞こえてきそうですが(ディズニーランドあたりに行ったら、もっと並ぶでしょうに)。
そしてこの男の子、「ひゃっほーい!!!」とジェットコースターを堪能した後は、再びぐんにゃりとだらけた顔をして、「5ふんって あっというまだね。 じんせいって そういうものかも……。」と、深いんだか何だか分からないコメントを残すのでした。


そのような感じで淡々と彼の日常が「5分」をテーマに流れていくのですが、この手の出来事は「わたる」の日常でもわんさか見られます。例えば授業で、「この課題は10分で終わる」と言っても、「そんなにできない!」となるのに、「10分休憩しようか」と言うと、「それしか休めないの!」と…。
同じ10分だろがーい!!…とごん塾長が声を荒げたくなるのも無理はありませんよね(もはや突っ込みが追い付かない)。


同じ時間でも、楽しいことがあっという間で、しんどいことが長く感じるというのは「当たり前」ですが、それをただ当たり前としてスルーするのではなく、「そう感じはするけれど、同じ10分なんだよな…」というところに想いを馳せることもして欲しい…!な~んて思うことも多々あります。
あとは時間ドロボウのYouTubeと、みんなもうちょっと戦って欲しい…と、思うなど。
「YouTube、滅びた方がいいと思わない?」と、先日ある生徒さんに暴論を投げかけたごん塾長、「子どもにとっては人生で最も必要なものなんだよ(怒)!」と叱られてしまいました。人生ってまじかよ…そこまで…?と、なりつつ、最近、ごん塾長はこの持論で多くの敵を作り始めています(でもまだ当分言おうっと・笑)。
でも実は、そんな塾長自身、可愛いわんこ動画で癒される毎日です(ヲイ)。


人間のこういう矛盾の塊みたいなところを、生徒さん達とももっと突き詰めて討論していきたいと思う今日この頃です。
後で10月分のブログも更新します(笑)。

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