小さな学習塾「わたる」~子ども達の自立と向き合う~

ADHDやLD、自閉症スペクトラム、アスペルガー等、生来より何らかの学びづらさを持つ子ども達の学習・生活支援を行う小さな学び舎「わたる」。その塾を経営するきつねが日々のことをぽつぽつ呟くブログです。

バスケットの話 その1

相変わらず汗だくになりながら掃除をしているごん塾長です。昨日も途中で巨大な蚊と格闘しました…。最近、虫さんのお姿を再び多く見るようになり、またこの恐怖の季節が巡ってきたのかぁ…と思ったり。ヤモリさん一家も、また窓の隙間からニョロリとやってくるのでしょうかね。お手柔らかにお願いしたいものです。急に来られるとびっくりしますのでね。


ところで、さっきバスケットボールを拭いていて、ふと昔のことを思い出しました(※「わたる」のフリースペースにはバスケットゴールがあるのです)。


小学生の頃はバスケが大好きで、割と得意な方だったと自負しています。男子にだって負けないぞ!くらいの勢いでプレーしていました。
そしてある体育の授業で、7チームくらいに分かれてバスケの試合をすることになったのですけど、ごん塾長は女子で唯一のキャプテンに選ばれました。チームは先生が生徒それぞれの実力を見て、チーム力が均等になるように決めて下さっていたはずです。


……しかし。ごん塾長のチームは果てしなく弱かった。どのチームと試合しても負ける。あのチーム、すげー弱い!みたいにバカにする言葉も投げかけられたと思います。所詮、女がキャプテンのチームなんてこんなものよ……とは、決して言われていなかったはずですが、ごん塾長は多分そういう風に感じた。もう悔しくて悔しくて。まぁもうかなり昔のことなので、その時の心情を詳しくは覚えていませんが、恐らくからかわれて、「カッチーン!!」ときたのは間違いないです。


なぜ、当時の心情を覚えていないと書いているのに、「カチンときた」のは「間違いない」などと言えるのか?
それは、その時の「事実」ではっきりと覚えていることがあるからです。
連敗続きの最中、作戦会議の際にごん塾長、キャプテンとしてチームのみんなにこう命令したのです。


「なんでもいい、相手の動きを止めるんだ!」
「こうなったら反則しまくろうぜ!!」


………ヲイ。
いやいやいや、そういう言い方をしたかは分かりませんけれども、多分「何でもいいからやっちまえ!」に似たようなことは言ったんじゃないかな~と思います。
何故って、鮮明に覚えているシーンにね、あるんです。作戦会議直後の試合で、チームメイトの男子が、ボールを持った相手チームの男子におんぶをしかけるように飛びかかって、しがみついて、無理矢理動きを封じようとする場面が…。
それを見て爆笑した自分も覚えています。←ひどい
あと相手チームの男子が、飛びかかられた格好のまま、「ちょっと!?こんなの無茶苦茶でしょ!?」と抗議しているシーンも覚えている(ホントお前は、笑っている場合じゃないだろという…)。


今思い出しても笑えるんですけど(笑うな)、相手からしたら「ふざけるな!」案件以外の何ものでもないですよね。スポーツマンシップとは一体? 性質が悪いにもほどがあります。しかも反省するどころか笑っているって、冷静に考えなくても悪童過ぎますよ。
いません?学校にこういうワルガキさん…。周りは怒っているのにひとりで笑っちゃって余計相手を怒らせるような空気読めないような御方…。まさにその時のわたくしのことでございます。言い訳するようですが、普段はそんなキャラじゃなかったはずですよ…。その時はおかしくなってたんでしょうね、何かが…(何)。


その後も延々「あの卑怯なチーム」呼ばわりされ、当たり前に、先生にも大変叱られました。
「だってキャプテン命令で!」と、飛びかかった男子は言っていた(笑)。ありがとう、キャプテン命令聞いてくれて…。
私は私で、「こんな実力差があるチームを組んだ先生が悪い!」とか文句言っていたかもしれない。よっぽど勝てなくて悔しかったんでしょうかね?そんな当時の自分の所業を、今は全然理解できませんけれど…。
今思うと、バスケットボールをやる時だけは人格が変わっていたのかもしれません。
実はバスケに関しては、中学校でのエピソードでももうひとつ、黒歴史的なものがあるのですが……それはまた次の機会に。


この話に特にオチはありませんが、何かひとつ絞り出すとすれば、「勝てれば何でもいいだろ!」とか無茶な暴論を放ち、周りにひんしゅくを買っていたごん塾長も、今やそんな非常識なことは「ありえない」と思える、常識を持ち合わせた大人になれています…多分…ということでしょうか(爆)。
無理矢理過ぎますか…そうですよね…。反則をしてはいけません。


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